事業紹介
千葉市は京葉工業地帯の一角にあり、臨海部には戦後我が国で初めて建設された銑鋼一貫の製鉄所である東日本製鉄所(千葉地区)があります。他にも日本最大の食品コンビナートなど多くの産業があり、私達の生活を支えています。産業設備では多くの水や原料が使用され、特に製鉄所では製造工程で大量に水が使われ、排水には多くの汚濁物質が含まれており適正な処理をして公共水域に還水されます。
わが社は1953年、川崎製鉄(現JFEスチール)千葉工場創業以来、し尿汲取り業務から携わり、現在では排水処理設備の清掃業務や給排水設備工事・廃液運搬などに対応する特殊車両を数多くラインナップし、操業のお手伝いをさせていただいております。大型吸引車や超高圧洗浄車はさまざまな用途で活躍し、その機動力は、わが社の強みでもあります。お客様と社会の環境に対するニーズの変化に、常に変化を繰り返し活動しています。
人が快適な生活をしていくには社会インフラの整備が不可欠です。道路や上下水道は生活に密着する大切な社会インフラです。しかしインフラは整備して終わりではありません。
日本の下水道管渠は約49万km(地球12周の距離)整備されています。道路の下に埋まる下水管の標準耐用年数は50年と言われます。50年を経過した管渠の延長約2.5万km(総延長の5%)が、10年後は8.2万km(17%)、20年後は19万km(39%)と今後は急速に増加します。下水管が劣化すると、道路下の空洞化を招き、道路陥没事故を引き起こします。陥没による事故が発生すれば安心した生活に支障が出ます。近年では下水道法が改正され、定期的な点検が義務付けられました。
わが社では下水道管路管理業務をおこなっています。高圧洗浄車を用いた管渠清掃、テレビカメラ車による管路調査、老朽化した下水管渠を改築する更生工事をおこなっています。管渠更生工事は50年の耐用年数を超えた管渠を、道路を掘り返さずにリニューアルする「FFT工法」の施工をおこなっています。
道路管理では、路面清掃車による日常清掃、道路冠水を未然に防ぐ側溝清掃をおこなっています。
快適な生活と汚水処理は切り離すことが出来ません。昔、し尿は農耕にとって大切な肥料として使われていました。やがて産業化が進み、人々は都市を作り快適な水洗トイレを使用するため浄化槽が普及しました。さらに都市は大きくなり下水道が共用されました。
わが社の歴史は水処理と共にあります。し尿の汲み取り業務から始まり、浄化槽の設置工事および保守点検・清掃。公共下水接続工事から流域下水道の維持管理まで。時代とともに業態を変化させながら千葉県の公共水域の保全に努めてまいりました。これからもゆたかな環境づくりがわたしたちのモットーです。時代のニーズに合わせながら水の循環に貢献していきます。
商業ビルやマンション・アパートで快適に生活していくには建物設備のメンテナンスが欠かせません。エントランスや共用部分の日常生活はもちろんですが、空調や上下水道衛生設備など法令で定められている点検・清掃が必要です。
わが社では貯水槽の点検清掃・ビルピット清掃・排水管清掃をおこなっています。貯水槽設備は清掃が必要です。同時にポンプ類の点検や修理・改修工事もおこなっています。ビルピット清掃は害虫の発生や周期の原因を取り除きます。排水管清掃はキッチン等の水回りの詰まりを未然に防ぎます。いずれも年1回の実施が必要とされています。また、トイレの詰まりや水道管の漏水の修理もおこないます。古い和式のトイレを快適な最新トイレに改修する工事もおこなっています。